映画「金魚のこいびと」ができるまで

2012年、京都在住のシンガーソングライターの土山久美子が、映像クリエイターの下沢和寛と旅先で知り合い意気投合してミュージックビデオを作った。それから月日が流れ2016年、今度は自身のバンドmocaのメンバーの上峠宏文を加えmocaのミュージックビデオを作ることになったが、土山の友人に俳優(門谷正理)と小説家(寒竹泉美)がいることが発覚し、じゃあ、映画を作れるじゃないかとみんなで盛り上がり、門谷と寒竹が承諾したことで、2017年春、映画を作る計画がスタートした。

 

たくさんの人に見てもらえるように京都の良さを伝える映像にしようと方針を決め、まずは寒竹が京都のロケ地をとりいれながらメンバーの希望を脚本に紡ぎあげた。土山がもちまえの天真爛漫さを生かしてロケ地や撮影協力をしていただく方々の輪を増やしていった。主演の門谷が脚本に合う役者仲間をキャスティングし交渉した。そして上峠がストーリーにぴったりあった歌を編み上げた。

 

2017年祇園祭まっただなか、満を持して富山在住の下沢が京都入りし、そこから怒涛の撮影ラッシュが始まった。すべての交渉の窓口である土山は連絡に奔走し、早朝から衣装や小物の用意をし、現場では映像をチェックする。撮影監督の下沢は大量の機材を車に積みこみ、どんな現場でも動じず美しい映像を撮っていく。音声担当の上峠はマイクを掲げ、こだわりの音を録音していく。脚本の寒竹は現場では演出としてシーンをまとめてあげていく。主演の門谷は炎天下の中、自転車で走り回り、人ごみの中、金魚鉢を抱えハードスケジュールの中、次々とシーンの演技をこなしていく。

ヒロインやほかの役者の好演や数々の幸運に助けられ、順調に撮影は進み、2017年8月16日送り火の日の撮影をもって、怒涛の撮影の日々はいったん終わりを迎える。残るは秋の紅葉の1シーンのみ。

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